CeVIOプロジェクトの公式Twitterで次期バージョン「CS7」の情報が少し公開されました。ほんとに少しですが、妄想力を働かせて分析してみましょう。
【予告】
現在、次期大型アップデート「CeVIO CS7」の開発が大詰めを迎えています。64bitアプリ化、トークのアクセント句の分割/結合、セリフ中のルビ指定、ソングの声質の時間軸での詳細調整、英語歌詞の音節自動分割などの実装を予定。
近日ベータテスト実施予定ですので、ご期待ください‼️ pic.twitter.com/0W1sPRasSC
— CeVIOプロジェクト スタッフ公式 (@CeVIO_st) December 5, 2019
12月5日情報
64bitアプリ化
これまで32bit版のみの提供だったCeVIOエディターですが、64bitアプリ化するようです。32bitでは使い切れなかったRAMを思う存分使えるようになるかもしれないので、合成が高速化するかもしれないですね。
注目したいのは「64bit版“追加”」なのか「64bit版“移行”」なのかという点ですね。追加なら特に問題ないですが、移行だった場合、古めのPC(32bit)ではCeVIOが起動できなくなるかもしれません。多分追加だと思います。
トークのアクセント句の分割/結合
トーク機能の目玉はアクセント句の編集機能です。もともとVOICEROIDを始めとするAI TALK系のTTSにはあった機能で、ぼいちぇび勢から「CeVIOにもアクセント句編集機能欲しい」という要望をたまに見かけました。
より自由なアクセント付けができるようになる他、上手くいけば歌うボイスロイドのような操作がCeVIOでもできるかもしれません。望み薄ですが。
セリフ中のルビ指定
こちらもVOICEROIDなどにはある機能。私はあまり使ったことないですが、普段和使わない単語や英字を読ませるのに便利になることでしょう。
ソングの声質の時間軸での詳細調整
これが来てしまったらもうCeVIOに勝てる歌声合成ソフトなくなってしまうのでは・・・・・・というくらい強力な機能。VOCALOIDのように声質パラメーターを手書きできるようになるのではないでしょうか。
CeVIOは世界で最もタイミング調整に強いソフトではありますが、声質の変化にはめっぽう弱いソフトでした。ジェンダーは曲中固定でしたし、息成分や声の張りをコントロールする機能もなかったです。
それがCeVIO唯一の弱点でもあったわけですが(CeVIO耳が育ってないと全部同じ声に聞こえるというのもあるが)、これが解消されれば最強ですよ。
最も、どんなパラメーターが追加されるかは分からないのですが。ジェンダーだけだったとしてもかなりうれしいですね。
英語歌詞の音節自動分割
地味だがかなり重要な機能です。VOCALOIDの場合は、英語歌詞を文章で流し込めば勝手に音節ごとに区切って割り当ててくれます。CeVIOの場合は毎度手作業で、音節をハイフンで区切って歌詞入力しないといけませんでした。
この作業、ある程度の英語知識と根気が必要なので、初心者には優しくないんですよね。音節自動分割があればIA EC作品も増えるかも?
…………
とはいえこれらの機能は“実装予定”であり詳細もまだ分からないので、あまり期待しすぎるのも良くないかもしれません。私は期待しまくりますが。