これまた歌声合成ソフト界隈で定期的に話題になる「歌声合成ソフトを操作して歌声を作り上げていく作業」の呼び方について見てみましょう。
サクッと候補を見ていきましょう。
調声
私は「調声」派。「ちょうせい」と読む。変換がめんどいときはシンプルに「調整」と書くこともある。
一般的に使われる語ではないが、仏教用語にも「調声(ちょうしょう)」というのがある。これも発声練習とかチューニングなどの意味があるので、ニュアンスはそんなに遠くない。ゆうて歌声合成ソフト界隈は仏教じゃないので、仏教用語に倣う理由も特にない。
読み方にはばらつきがあり「ちょうせい」「ちょうしょう」「ちょうこえ」などさまざま。
調教
特にVOCALOIDユーザーの間で浸透している語。「ちょうきょう」と読む。
一般的には「動物や人間を訓練すること」を指すらしい。「人間を調教するって言うかな?」と思った。人間を含む辞書と含まない辞書がある。人間を動物扱いして訓練するならたしかに調教と言うかもしれない(言ったことないけど)。
なぜ基本的に動物に対して使われるこの単語が歌声合成キャラに使われるようになったかは知らない。
Vocal Edit
英語。ボーカルを編集する人。歌声合成に限らない。場合によっては「VOCALOID Edit」。調声師を指すときに「VOCALOID Editor」になってしまうのが課題。
Vocal Tuning
英語。ボーカルをチューニングする。Tuningという単語には「楽器の調律」「機械の調子を整える」以外に「機械を操作して目的の状態にする」という意味があるらしい。
Manipulate
英語。「操作する」という意味。人を指すときは「Manipulator」。歌声合成に限らない。実はSEKAI NO OWARIの仮面の人も「マニピュレーター」というポジション(歌声合成ソフトの操作をするわけではない)。
界隈差
歌声合成ソフトの操作をなんと呼ぶかは、どの歌声合成ソフトを使っているかに結構左右される印象がある。VOCALOIDユーザーは調教だが、それ以外は調声が多い気がする。
これは最終的に行き着いたソフトより最初に馴染んだソフトの方が影響が大きそう。
というわけで、呼び方と使用ソフトの関係を調べるアンケートを作ったので回答お願いします。