CDじゃない物理媒体「ダウンロードカード」で同人音楽を頒布する

活動

最近は音楽もダウンロードやらストリーミングやらで聞く人が増えて、CDなどの物理媒体はだんだん売り上げが落ちてきているらしい。ダウンロード便利だしね。スマホや最近のノートPCにはCDを読み込む機能がないことも多い。

でもオタク的には「物理的なモノを持つ」って重要じゃないですか。

というわけで今回はダウンロードカードを作ってみました。

デザインA 購入(BOOTH)デザインB 購入(BOOTH)ちなみに商品はこれです。買って。

ダウンロードカード

ダウンロードカードとは、「カードに書いてあるURLにアクセスしてDLコードを入力するとデータがDLできるカード」です。やること自体は結局DLだけど物理カードが手に入る。

 ※裏面

裏面にQRコードがあるので、スマホからアクセスしやすい。

CDとは違ってちっさいので、財布の中に忍ばせたままにしておくこともできる。推しグッズを持ち運べ。

DLカードを作れるところはいくつかあるんですが、今回はconcaで作りました。

conca®(コンカ) | ダウンロードカード・ミュージックカード制作サービス
【無料サンプルあります】conca(コンカ)はダウンロードカード・ミュージックカードを制作するサービスです。ダウンロードURLとシリアルコードが印刷されたあなただけのオリジナルカードが制作できます。

作り方① デザインを用意する

まずは表面のデザインを用意します。縦組みでも横組みでもいいけど、とにかくHD画質かフルHD画質の画像を作りましょう。

HD画質=720×1280
フルHD画質=1080×1920

RGBのPNGで入稿できます。塗り足しや文字切れには注意してデザインしてください。

同人誌・同人CDの入稿をしたことがある人なら、今までの経験通りやれば大体OK。

こういうこと。緑の線が「仕上がり位置」ここでカードを断裁する。けど、断裁にはずれがあるので、確実に印刷される水色のエリアに文字が全部入るようにする。逆に大きいほうにずれても余白ができないように画面いっぱいに画像を配置しておく。

作り方② 中身のデータ

DLデータを用意しておきます。私は今回、曲データ.wav+書きおろしイラスト.pngの2点を用意した。

特別なことはないが、頒布するデータの点数が増えると、その分制作費が上がる仕組みなので、一個にまとめるのが良いと思う。1ファイルあたりの容量が512MB以内なら追加料金はナシ。

作り方③ デザイン入稿

表面のデザインを入稿して、各種条件を設定します。ここで製作費が確定する。

注文ページでデザイン.pngをアップロードし、印刷位置を調整します。

デザインは5種まで増やせる(増やすと制作費が上がる)。

で、以下の条件を決めていく。

カードの厚み:0.3/0.5/0.7mmが選べる 0.3はさすがにペラい
制作枚数
配信URL
URLの有効期間:いつまでDLできるようにするか
配信ファイル数:数が増えれば価格も上がる
1ファイルあたりの容量:512MBまでは無料
NFCオプション:カードをスマホにタッチしただけでDLページに飛べる機能
目隠しオプション:DLコードを隠せるシールがつく。シールは自分で貼る
台紙オプション:アマギフみたいな台紙がつく。台紙は自分で貼る
QRコードオプション:これないとURL手打ちしないといけなくてめんどいので基本ON
スピード制作オプション:時間がないとき用
制作例として紹介していい?
決済方法
オプション全乗せすると、100枚作るのに6.5万円くらいかかる。

作り方④ データ入稿

決済まで済ませると、DLデータがアップロードできるようになる。データを指定して説明文を書けば終了。難しくはない。あとはカードが届くまで待つだけ。

作り方⑤ 完成

こうなる。

縦組み。

  
横組み
印刷モノにしては考えるべきポイントが少なくて楽。
あと、在庫がかさばらない(名刺入れに収まるレベル)。
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