操作性はアレだけど、歌声はかなり良い英語歌声合成「EmVoice」はこれまで無料で提供されてきたんですが、有料版というのが出たらしい。しかもそれが結構お高いと(私個人の中で)話題になっています。

Emvoice | Next-Generation Vocal Synthesis
Meet Lucy: Download the demo and discover Emvoice One, the vocal synthesizer plugin (VST/AU/AAX) with realism at its heart
EmVoice有料版は2万円
これまでは無料版のみだったんですが、有料版が追加されました。無料版がなくなったわけではないのでごく一部のユーザーはひとまず安心して良いでしょう。
有料版
E2-A4の音域をフルで使えるらしいです。それで価格は200ドル=約2万円。高くない?
無料版
とりあえず一通りの機能は使える。が、音域はG2-D3。まさかの0.5オクターブ。カエルの歌が歌わせられないって結構な衝撃ですね。音域もだいぶ低いので、ピッチ変更で普通に歌わせようとするとさすがに劣化が激しい。
しかも、EmVoiceは立ち上げた瞬間自動アプデがかかるので、今まで使ってたそこのあなたのEmVoiceもこんなことになっているはずです。
EmVoiceは公開当初、音域が1オクターブ半と結構狭かった。それが2019年7月に2オクターブ半まで広がったんです。ボカロ曲を歌わせようとすると厳しかったんで広がってくれてうれしかったんですが……。運営に金が落ちるのは良いことだが……金落ちるかな? これ。
有料版は2万円で無料版は0.5オクターブ。
ついこの前まで無料で提供されてたものとほぼ同じということであれば、操作性は2万円レベルではないだろう。歌声はぶっちゃけ2万円の価値ありだと思うけど、今まで使えてたのになーと思うと複雑な気分。
EmVoiceの詳しいFAQが登場
有料化ついでに公式ページを見てみると、結構変わっていることが多いことに気付きます。下の方に行くと結構な量のFAQがあるんですよね。ちょっとのぞいてみましょう。
Q.突然違う音が鳴るんだが
A.作業途中でサンプリングレート変えるとそうなるので変えないのがいいよ
A.作業途中でサンプリングレート変えるとそうなるので変えないのがいいよ
Q.中の人誰
A.実在の歌手だけど機密事項です
A.実在の歌手だけど機密事項です
Q.英語以外を歌わせたい
A.英語音素しか用意してないので頑張って(超意訳)
A.英語音素しか用意してないので頑張って(超意訳)
Q.歌える音素一覧が欲しい
A.ここ(https://support.emvoiceapp.com/manual)
A.ここ(https://support.emvoiceapp.com/manual)
Q.MIDIインポートないんか
A.今はないけど、D&DでMIDIを読み込む機能は今作成中
A.今はないけど、D&DでMIDIを読み込む機能は今作成中
Q.なんでインターネット接続がないと歌わないんさ
A.処理が激重なのでサーバーで合成してるから
A.処理が激重なのでサーバーで合成してるから
Q.「リアルの歌手を代替する」みたいな野望はあるのかしら
A.ある意味そうかも。でもそれだけって訳でもない。EmVoiceの使い方って3つくらいあって、一つはリアルの歌手を呼べない場合の代打、もう一つは仮歌を作ること。で最後が、今までの常識では考えられないような音を作ること。
A.ある意味そうかも。でもそれだけって訳でもない。EmVoiceの使い方って3つくらいあって、一つはリアルの歌手を呼べない場合の代打、もう一つは仮歌を作ること。で最後が、今までの常識では考えられないような音を作ること。