歌声合成ソフトは儲からない だからこそクラウドファンディングと相性がいいという話

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VOCALOID音源、もう1年以上出ていないって知ってました? 2015年には20本近い音源が出てたんですが、19年にはヒメミコだけ、20年に入ってからはまだ音源が出ていないんです。これは2005~06年(ボカロが流行る前)と同レベルなんですね。

なぜなのか。それはヤマハさんに聞いてみないと分からないんですが、こんな話を聞きました。

「歌声合成ソフトはもうからない分野だ」と。

今回は東北ずん子運営のSSSさんのインタビューでのこぼれ話をしましょう。

歌声合成ソフトは儲からない

まずはこの調査を見てください。

「オタク」市場に関する調査を実施(2019年) | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
プレスリリース 「オタク」市場に関する調査を実施(2019年)

これは矢野経済研究所のオタク市場調査です。

これを見ると、アニメやアイドル、鉄道といったオタク産業と比べて、ボカロ市場が結構小さめな市場であることが分かりますね。この調査も正確さは疑問が残るが。なぜかは知らない。ただ、一応毎年市場は伸びている。

SSSさんによると「VOICEROIDなどはファンの数は多いが、(ソフトを)買う人は少ない」んだそうな。クリエイターは希少種だからな~~。

開発費のほうが高い

ボカロオタクが金を払うかどうかというのもそうだが、SSSさんに聞いた話では、そもそも歌声合成は「開発費のほうが高い分野」なのだという。それゆえ「新規参入も少ない」んだとか。

まぁ、ですよね。

SSSさんのクラウドファンディングを見てると、歌声合成ソフト用の音源制作のコストって600万円が一つのラインになっている印象。VOCALOIDはもっと高いのかもしれない。

それを1万円の製品にして売ったとしたら、600本売れても普通に足りないわけで。

2008年には「DTMソフトは1000本売れれば上出来」みたいな話もあったし(今はどうかわからない)、「まぁ普通に黒字行けるでしょ!」という判断にはならなそう。

だからこそCF

「じゃあ、SSSさんは何でそんなポンポン製品が出せるのか?」「なんなら歌唱DBの無料公開と化してるけど大丈夫か?」って思いますよね。当然、SSSさんが今も元気なのはクラウドファンディングがうまいからなんですよね。

今日も、東北イタコ歌唱DBのCFが第2ゴールを達成しました。なかなか苦しいCFでしたが、なんとかなりましたね。

SSSさんによれば「儲からないけど必要な分野はCFと相性がいい」んだそうな。逆に「儲かる分野はCFしないほうがスピード感がいいのでいい」らしい。

社会にとって必要だが、収益にはならないような製品や事業はCFで資金を集めて開発をする。儲かるってわかっている分野では、さっさと製品を作って出しちゃった方がいい。

歌声合成ソフトは前者です。前述したようにVOICEROIDには結構なファンがいる。クリエイターは一握りだけど。そういう分野ではCFのウケもよくて成功しやすいとのこと。

SSSさんのCFのうまさはそういう市場環境をベースにいろんなテクニックが組み合わさった結果生まれたものなんだろうなと思う。

SSSさんのCF術は売れる(ゲス顔)。
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