ニコ動にもラウドネス調整が来るらしい DAW/AviUtlでの音圧測定法も解説

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テレビの音声って、チャンネル替えても番組が変わっても大体同じ音量になってるじゃないですか。あれはラウドネス(聞こえの音量)の基準があって、それに合わせてるからなんですよね(要出典)。

ニコ動にはこれまでそれがなかったので、動画ごとに音量感がバラバラになり、いちいち音量を調整する必要があったりした。「広告だけ音量でかくね?」という話もあったらしい。

で、1月29日からPC版でラウドネス調整機能が導入されるようになったのです。

広告ではない動画本編の場合は、調整されたくなかったら機能をOFFにすればいいようにするとのこと。

ニコ動のラウドネス調整

調整仕様

具体的にどう調整されるのか、ざっくり見てみましょう。

・動画全体の音量感を測定して、基準値を超えていた場合は基準値まで自動で下げる
・基準値以下なら何もしない

らしい。分かりやすい。この感じだと全体的に音量は小さくなりそう。これまではデフォの音量を50%に設定していたところを、100%に設定することで、「最近ニコ動音ちっさくね?」みたいなことがないようにするそうです。

細かい数値

じゃあ「基準値ってどれくらい?」ってなりますよね。ニコ動の説明では以下の通り。

・基準値:-15LUFS
・測定法:EBU R 128

動画全体の音量感を「EBU R 128」とかいう方法で測って、「-15LUFS」より大きい数字になったら「-15LUFS」まで下げるということですね。

意味とかは理解しなくてもいいです。分かる人だけ分かればOK。

記事を見た限りでは「動画中の最大値」ではなく「動画全体の平均値」が基準のようですね。

ラウドネスの測り方

LKFSとかEBUが何なのかとかは別に分からなくていいんですが、ラウドネスの測り方は一応押さえておきましょう。

DAWが使える人向けの方法と、AviUtlを主に使う人向けの方法を紹介します。

DAWユーザー向け:VSTを使う

DAWが使える人はラウドネスを測るためのVSTプラグイン「Youlean Loudness Meter(YLM)」というのを使います。無料で使えるし簡単で良いですよ。

※上のリンクはSleepFreaksさんの紹介ページ。

ざっくりいうと、これを適用して音声を全部再生したらLUFSの値が出ます。

使い方は以下の通り

1.YLMをマスタートラックに挿す
2.画面下部Stereoボタンの右隣にあるボタンをクリックし「EBU R128」を選択
3.最初から最後まで再生

そうすると「Integrated」のところにLUSFの値が出ます。これで計測完了。

AviUtlでの測り方:oovさんのプラグインを使う

AviUtlで音声を操作するタイプの人はoovさんのAviUtlプラグイン「loudness.auf」を使いましょう。使い方は本家動画に丸投げします。

「ラウドネスメーター(カーソル位置)」ではなく、「ラウドネスメーター(全体)」の数値を参考にしてください。超便利。

音圧はどうすればいい?

ラウドネス調整が導入されるということは、ボカロ曲投稿者にとっては「音圧」についても考える必要があるということです。

これまでのニコ動は「音圧は上げれば上げるだけ大きく聞こえる」状態でしたが、今後のニコ動は「音圧上げまくっても-15LUFSまで下げられる」状態になるわけです。

だとしたら、無理やり音圧を上げるよりも「音圧はそこそこでメリハリのある/コンプ感のない音声」に仕上げたほうがいいのでは? というのがよく聞く話。

無理やり音圧を上げまくった音声は、波形が全体的にのっぺりとしていて音量の緩急がなく、メリハリに欠けます。そういう波形を「海苔波形」って呼んだりしますね。コンプレッサーやリミッターの掛け過ぎで音が荒れることもあります。

そういう曲がラウドネス調整されてしまうと「音圧はほかの曲と変わらないうえ、メリハリはないしコンプ感のある音になっちゃってる」曲になってしまうんですよね。

無理やり音圧を稼がなければ「音圧はほかの曲と変わらないけど、メリハリがあってコンプ感のある音でもない」曲になります。

何にしてもMIXスキル次第ですし、ニコ動はラウドネス調整をOFFることもできるらしいので、結局のところどうするかはあなた次第。

記事によると、ニコ動のラウドネス調整は「純粋に音量を変えるだけ」らしいので、音質やメリハリなんかは変わらないそう。音割れさせたいときは、音割れさせた音声を作って書き出した後に動画に突っ込みましょう。

ラウドネス調整で、やるべきことは結構変わってくる。

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