Skebは音声合成ソフトだめらしい

Skebっていうコミッションサイトのような何か(コミッションではない)ありますよね。そのSkebが7月1日に動画や音楽のリクエスト&納品に対応しました。

それはいいとして、ボカロ界隈でちょっと話題になっているのが「合成音声ソフト(ボイスチェンジャーは除く)の使用禁止」という規約です。「なんでや!」って声がまあ普通にありますよね。なんでかは知らないですけど。

今回はこの規約ではどんなソフトを禁止しているのか、想像してみます。

この記事の内容はくろ州が「この規約ならこう解釈できる」と言っているだけです。Skebの運営とは無関係です。

合成音声ソフト

「音声合成ソフト」のことでしょう。対象はざっくり「話声合成ソフト」「歌声合成ソフト」「ボイスチェンジャー」の3カテゴリー。このうち、Skebではボイスチェンジャーのみ利用が許されています。たぶんVTuberが使ってるからですね。

使えないソフト

使えないのは話声合成ソフトと歌声合成ソフトですね。VOICEROID、CeVIO、VOCALOID、UTAU、SynthV、Softalk、NEUTRINOあたりは一通りアウトです。

ついでにこういうDTM音源もだめだと思います。歌声合成ソフトなので。
https://sonicwire.com/product/A4196

歌声や話声を入れたい場合に使えるのはおそらく

・自分で収録した音声
・ボーカル素材集

あたりですね。ボーカル素材集はソフトウェアじゃなくてデータなので、二次利用が許可されているなら問題ないと思います。ボーカル素材集がだめだったらエスニック系とかKAWAII Future Bassは投稿できません。

使えるソフト

ボイスチェンジャー

ボイスチェンジャーならOKです。恋声とかKeroveeとかいういにしえのソフトはもちろん、バ美声やGachikoe!なんかもOKですね。出力音声の有償販売が可能かどうかは確認してください。だめならだめです。

自分の声を特定のキャラに変換できる「Voidol」も、各キャラのライセンス上問題なければOKでしょう。Voidolはキャラになりきれるボイスチェンジャーなので、Voidolキャラの読み上げ音声みたいなものも演技力次第では作れます。

DeNAの「七声ニーナ」もOKだと思います。音声を入力していったん文字化なりなんなりしてそこから再合成しているので中身は半分くらい話声合成ソフトですがボイスチェンジャーです。ドワンゴのSeiren Voiceも「音声→文字化→TTS」というタイプですがボイスチェンジャーなので問題なし……と思いきや、こちらは商用利用不可でした。

動画編集ソフト

「Recotte Studio」も使えるかもしれないですね。音声合成機能がついた動画編集ソフトです。GUI上で文字を打ち込んで音声を作ることもできますが、あくまで動画編集ソフトです。ボイロ実況動画はRecotte Studioとは別にVOICEROIDを立ち上げないといけないのでだめです。

HANAUTAUは微妙ですね。自分の声をUTAU音源にもなっている重音テトなどに変換できますが、ボイスチェンジャーを名乗ってないし、文字入力が必要。

音声認識ソフト

「音声→文字化→TTS」がOKなら「ゆかりねっと」もありかもですね。ゆかりネットの部分しか使えないので意味ないですけど。

音楽編集ソフト

VocalShifterは音楽編集ソフトなので使えます。自分で収録した音声を加工して出すくらいなら怒られないでしょう。人力ボカロもいけるかもですね。基となる音声素材のライセンスが許せば、VocalShifterで収録音声を加工して作った人力ボカロの音声は音声合成ソフトを一切使わずに作れます。UTAU式人力はUTAU使ってるのでだめですよ。

再度注意

これはくろ州が言ってるだけです。規約を読んだらそう解釈できるというだけで、実際にSkebがどう対応するかは知りません。そこはSkebに確認しないと分かりません(なお、Skebは規約に関する問い合わせを受け付けていない)。

趣旨を規約に落とし込むの難しすぎ
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