6月くらいにクラウドファンディングでVOICEROID/SynthV化資金を集めていた「小春六花」の製品化情報が出ました。SynthV(素片接続)音源と、SynthV(AI)音源と、CeVIO AI(トーク)音源として、2021年春に発売予定だそうです。欲張りおる。
小春六花
小春六花はTOKYO6 ENTERTAINMENTがプロデュースするキャラクター。元々はVOICEROID用音源としてリリースする予定でクラウドファンディングを行っていた。クラファンが好評だったので、SynthV用音源も作ることになったという経緯がある。
そういう予定だったが、SynthV AIが「あれ? これ製品化できるわ」ってなったらしく、SynthV+SynthV AIに。SynthV AIと音が離れすぎないようにトーク音源もAI系のCeVIO AIになったということらしい。
SynthVは今までのSynthVっぽいボカロ曲にちょうどいい感じの音声に、SynthV AIはAIシンガーらしい人間っぽい歌声に、CeVIO AIはスマートスピーカーみたいな音声になると思われる。
CeVIO AIに関しては「え、VOICEROIDのつもりでクラファン投資したんだけど。VOICEROIDじゃないなら返して」って人向けに返金も対応するとのこと。AHSさんが。
その辺の詳しい経緯は本家情報を見るのが手っ取り早い。

<ここからAHS生放送を見て追記>
小春六花のCeVIO AI化について(尾形さん)
「混乱させてしまい申し訳ありません」
経緯の説明(尾形さん)
1.ボイロとSynthVの音源を作ろうとしていた
2.最初はSynthV(素片接続)音源を取り始めていた
その時はSynthV AIは研究段階で、2022年くらいに完成するかなという予感だった。
3.小春六花のSynthV制作が始まったころに、Dreamtonicsさんが思ったより早くSynthV AI(の基礎になる部分)を仕上げてきた。
4.それを聞いた尾形さんはAI歌声合成の歌声を聞いて「ぜひこれ(AI)でやりたい」となった。
5.制作スケジュールも決まっていたが、「これすごいのでぜひ小春六花でやらせてほしい」とアカサコフさんに相談。やることになった。
6.もともとは素片接続のSynthVで歌声合成音源を作る予定だったので、素片接続のVOICEROIDの音源を普通に作ることになっていた。
7.AI歌声合成を実際にやってみると、AIとVOICEROIDだとどうしても声に違和感が出てしまう。
8.そしていろいろ検討した結果、尾形さんはCeVIO AI(トーク)用音源にすれば違和感がなくなるんじゃないかという提案をした。
9.アカサコフさんとは「きちんとAHSさんが(返金とか)ケアして頂けるなら……」という話になった。
「やはり、生まれたばかりの小春六花というキャラを展開していく中で、キャラの声を理想に近づけたい」(尾形さん)
アカサコフさん
・SynthV AIの音声がとてもリアルに歌うことが分かったので、そちらに合わせるためにAI音声合成を選ぶことになった。
・音声合成界隈がにぎわっていて、最新の技術じゃなくてもよいのかという迷いや、理想の声を再現したいという思いがあった。
・VOICEROID制作ということで支援をもらった。VOICEROIDだから支援すると思う人もいるはずなので、そのような人へのケアができるならやりたいという話になった。
・支援者は金額だけでなく熱意や期待を持って支援をしていただいたと思う。金額だけではお返しできないもので、音声合成界隈の立場を確立してお返ししていきたい。
その他
・素辺接続版とAI版は別製品
・クラファン支援者には素辺接続版もAI版も送る(1パケ)
・小春六花 Lite、小春六花AI Liteも配る(ことになった)
・支援者にはCeVIO AIトークエディタと音源をセットで送る(1パケ)
質疑応答
・exVOICEはCeVIO/SynthVで共通(予定)