AI歌声合成ソフト「NEUTRINO」が公開されて1週間たちました。私が投稿したAIきりたん動画のうち2本は1週間で20万再生を達成し、メディアにも取り上げられて超気分がいいです。ストレートに自慢です。
そんな中、「VOCALOIDタグつけるか論争」がやっぱり起きました。ですよねー。
今までもずっとあったこの論争、いよいよ飽きてきたので実験します。行動に移すの大事。
VOCALOIDタグつけるか論争
ニコニコ動画の「VOCALOID」タグはボカロ動画なら大抵ついてます。カテゴリタグだったし。
UTAUやCeVIOの動画にもついてました。私もつけてた。長らく「歌声合成ソフト総合タグ」くらいの意味で使われていましたよね。
ただまぁこれが学級会のネタになることなること。
個人的には、「ボカロ曲(広義)」「ボカロカバー(広義)」というイメージのタグがあればいいので、それが必ずしも「VOCALOID」タグじゃなくてもいいんですが、結局代替案は出てこないままずるずるとここまで来ております。
今回のAIきりたん動画についても「ランキングを荒らすな」とか「配慮に欠ける」とかクレームがついたので「お、これは私の提唱する歌声合成総合タグを広めるチャンス」と思った。これは面白いことになってきたぞ。せっかくなら提唱者になりたい。
なので実験します。
今回私が投稿した2本のAIきりたん動画は、もう十分再生数も伸びたし、ソフト自体の知名度もばっちり上がったので実験素材として使います。
VOCALOIDタグを外す
まずはVOCALOIDタグを外します。私は「これまでの慣例通り」、AIきりたん動画にもVOCALOIDタグをつけていました。
案の定「AIきりたん動画がランキングを占拠していて邪魔」「これがVOCALOIDタグなのが納得いかん」との声があったので、当初は「いつも通りですね」と思って流すことにしていたんですが、せっかくなので外してみます。
VOCALOIDタグを「マジでVOCALOIDエンジンを使った曲だけを聞くために使っている人」にとってはとてもうれしいことじゃないですか?
VOCALOIDタグを「カテゴリタグ」「歌声合成総合タグ」として使ってきた人にとっては、VOCALOID以外の歌声合成ソフトで作られた曲を見落とす確率が上がります。
今のニコニコでは「音楽・サウンド」カテゴリはあるけど、歌声合成総合カテゴリはないので、VOCALOIDタグにその機能が本当になくなれば、歌声合成総合カテゴリを示すタグは存在しないことになります。
「かなりいいボカロ曲(広義)なのに、VOCALOIDタグが付いてないせいで誰にも見つかってない」みたいな動画をたくさん知っている身としては、そういう動画を独り占めできるのでちょっと優越感あります。ボカロ曲(広義)全見マンにも見つかってないものは多い。NNIタグだけに入ってたりするし。
ソフトウェアシンガータグを付ける
私はキャラクター歌声合成全般をまとめて「ソフトウェアシンガー」と呼ぶのが好きなので、カテゴリタグとしてのVOCALOIDタグを消す代わりに「ソフトウェアシンガー」タグをつけてみました。
まだ私しか使っていないので、どの界隈も荒らしません。
なお、むかーしからある「歌声合成」タグも一応つけています。私のイメージではこちらは「VOCALOID/UTAU/CeVIO/VOICEROID以外のソフト用」「歌声合成ソフトを複数使ったもの用」みたいなところがあるのでちょっと趣旨とはずれる。
要するに現時点で動画2本しか該当しないので、検索性はたったの2です。ごみ以下。数ある動画にこのタグをつけるのも無理なのでまず普及しないでしょう。
今後出てくる動画がこれを使い始めたときに、一番「ソフトウェアシンガー動画全般」をとらえられる検索ワードは「VOCALOID or ソフトウェアシンガー」でしょうね。これなら過去の動画も新しい動画もおおむねヒットする。
使われなければ今まで通りです。さてどうなるか。
なお、「歌声合成ソフトの総称」はボカロ(広義)界の永遠のテーマですので、「ソフトウェアシンガー」が適切かは議論の余地あり。
「バーチャルシンガー」は歌うVTuberと見分けがつかないことが多々あるのでナシで。あと商標登録もめんどいのでナシで。
別件 NEUTRINOタグ
AI歌声合成ソフトNEUTRINOに「NEUTRINO」タグをつけると、ダンレボ(ゲーム)の曲「Neutrino」と干渉します。カタカナにすると物理学のニュートリノと干渉します。結論として「NEUTRINO(歌声合成)」タグがあるので、そちらをつけました。
別件2 AIきりたんタグ
「AIきりたん」タグにはそもそも、NEUTRINOに無関係のVTuber「AI.きりたん」に酷似しているという問題点がある。
なので、一応タグとしては「AIシンガーきりたん」を推しておいた。普及したのは結局AIきりたんだったけど。AIきりたんだと、そのうちエーアイさんがAI搭載のVOICEROIDきりたんとか出してきたときに困るでしょ(~エーアイさんに期待を込めて~)。
しかし、東北きりたん動画見落としたくない勢からすると「東北」要素が絶対必要らしい(きりたんだけだと検索漏れが発生する)とのことで、「東北をつけないのは無配慮か無知」とお叱りを受けたので、おそらく適切なのは「AIシンガー東北きりたん」。長いが、正しいしリズム感がいいので採用しました。
一方で、「AIきりたんはきりたんに聞こえない」「解釈違い」みたいな反応もあるので、「東北」をつけないことにより検索よけができる可能性も考えると何とも言い難い。
付けとくだけつけといて、タグロックしない方針で行こうと思います。
結果的にロックしたタグ
結局、キリトリセン/ブルーバードカバーでロックしたタグは「ソフトウェアシンガー」「NEUTRINO(歌声合成エンジン)」「くろ州」の3つのみ。
その結果を私はしばらく観察します。