あなたが好きなのは「ミク」? それとも「VOCALOIDミク」?

その他歌声合成

初音ミクファンの皆さん、初音ミク NTのプロトタイプ版がリリースされましたが、第1印象はどうだったでしょうか?

ここで何を感じるかによって、「あなたは初音ミクのどこが好きなのか」が結構はっきりわかってしまうと思うんですよね。

あなたが好きなのはミクの見た目ですか? 声ですか? それとも?

初音ミクの何を見ていたか

「初音ミク」とその周辺文化を構成する要素はまぁまぁたくさんあります。

見た目

属性/概念(ツインテ・仮想の歌姫・機械)
音楽
技術(歌声合成技術)
文化(CGM/ユーザー間交流)
イベント
関係性/ストーリー

他にもあるでしょう。普段はそんなに意識しないと思うんですが、NT登場で、あなたの好きな初音ミクがはっきりする可能性があります。

NTに違和感を感じた人

NTとVOCALOIDミクの違いはソフトウェアプラットフォームと合成音の質です。見た目はまだわからないですが、ツインテなのは確か。文化や曲はこれから出てくるんでしょう。

NTに違和感を感じた人はこれらの違いがその原因になっているはずです。そう考えると、そういう人たちが好きだったのは、

1.VOCALOID初音ミクの声
2.VOCALOIDであるという属性(ステータス)
3.VOCALOID/Piapro Studioの使い勝手……

あたりなんじゃないでしょうか。この辺は大きく変わった。逆に違和感を感じなかった人たちはこういう違いを気にしていないわけなので、これらを特別魅力だと思っていなかったか、変わっても魅力的だと感じたか、どちらの声、属性、使い勝手も受け入れたかのどれかなんでしょう。

NTに違和感を感じなかった人

つまり、違和感を感じなかった人が好きだったのはこのあたりなんじゃないですか?

1.初音ミクの見た目
2.初音ミクという概念
3.音楽や文化、界隈の人たち……

この辺は、少なくとも今の段階では変化がありません。正式版が出てきたときにミクの見た目が「赤髪ショートカットで力強い眉、年齢は28歳で胸がでかい」とかいうことになったときに(※ならない)違和感を感じれば確実に見た目が好きだったんでしょう。

その他

よくよく考えるとこっちが好きだったパターンもあると思います。

1.初音ミクをよく使うボカロPやPの曲
2.初音ミクをよく書く絵師さんや絵
3.クリプトン社……

実は初音ミクじゃなくてそれを取り巻く人が好きだった説。

自分の“好き”を明確化させるのは楽しい

さて、どうでした? あなたが好きなのは初音ミクの何ですか?

こういうことがはっきりするのはたいてい何か変化が起きたときです。そういうときに自分の“好き”を明確化して周囲の人と議論してみると、自分や初音ミク、そしてそれを取り巻く環境への理解が一気に広がるかもしれない。

「ミクが好き」にも方向性や思いの強さに違いがあるはず。それが原因で起こる交流の楽しさも、意見の不一致によるいざこざも、分かりやすくとらえられたりするのでおすすめです。
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